家づくりの疑問解消FAQ FOR BUILDING A HOUSE
初心者の疑問
建築地の探し方・選び方について教えてください
「どこで建てるか」も重要ですが、「どこに住むか」はもっと重要です。
長く住むことになる場所だからこそ、土地の「探し方」や「選び方」を知って、後悔しない選択をしましょう。
土地選びの基本
土地は、いろいろな情報を持っています。土地情報を見る時、どこを見ればいいのかをお伝えします。
建ぺい率
「建(けん)ぺい率」は、敷地の中で、建物が建っている部分が敷地のどのくらいの部分を占めるかを表すものです。
つまり、建ぺい率が50%ということは、敷地の半分に建物が建っていることを示します。
都市部では、地域ごとにその上限が決められていて、建物を建てる場合に敷地にどれくらい余裕(隙間)を残さなければいけないかを示しているのです。
広島県の多くは50%~80%が多いですが、用途地域によっても異なります。
建築面積÷敷地面積×100
容積率
「容積率」は、どれくらいのボリュームまで建物を建ててよいか決めるルール。
建ぺい率は平面的な広さを制限するものに対して、容積率は敷地面積に対する2階や3階も含めた延べ床面積の割合を制限するものです。
つまり、土地に対して何階の建物を建てることができるのか、という基準になります。
(1階床面積+2階床面積)÷敷地面積×100
用途地域
用途地域とは、その地域に建ててもいい建物の使い方や大きさなどを決めているものです。
たとえば、住宅街の真ん中に賑やかで大きな商業施設や、工場などが出来てしまうと、落ち着いた生活ができませんよね。
そこで、地域ごとに、建物の使い方や大きさを決めているものが「用途地域」と呼ばれるものです。
「用途地域(ようとちいき)」は、大きく3つにわけられます。
●住居系
●商業系
●工業系
【住居系】
背の低い住宅を中心に建てられる低層住居専用地域やマンションなどの背の高い住宅も建てられる中高層住居専用地域などがあります。
【商業系】
近くに住む人のためのお店や、商店街が出来たりしてもOKな地域です。
飲食店やオフィス、劇場などの大きな商業施設が建てられます。
【工業系】
工業系の工業専用地域では、基本的に住宅や商店などは建てられません。
とはいえ、住居と店舗があわさった建物や危険性の少ない工場など、用途の近い建物が混在する地域もあります。
建物の使い方によって、大まかに建てられる地域を分け、環境を守ったり、地域の発展を促しています。
駅前など賑やかなところが商業地域、団地などは住居専用地域になっている場合が多いです。
広島県の「用途地域マップ」はこちら
住みたい地域に今後どんな建物が建てられそうか?などを見てみると、将来そこに暮らした時のイメージがしやすいですよ!
土地の探し方
- Webで探す
- 不動産会社を訪ねる
- 住宅メーカーに聞く
Web検索で「□□□(地域名) 不動産情報」「□□□(地域名) 分譲地」などで検索すると、不動産情報サイトや不動産会社のサイトが表示されます。まずは、そこをチェックして調べてみましょう。
建ぺい率や容積率もチェックするといいですね。
住みたい地域に存在する不動産会社の物件情報サイトを見たり、直接会社(お店)に行って希望の条件に合う土地情報を教えてもらいましょう。
住宅メーカーが所有している土地の中から検討してみましょう。(ただし、その住宅メーカーで建築する条件が付いているのが通例です)
それぞれのハウスメーカーページに土地情報を掲載中!
ふれあいホームタウンに出展しているメーカーの土地情報をCheck!
土地の選び方
- 生活環境に合うか
- 自然環境がよいか
- 建てたい家に合うか
幼保育園、小中学校などの教育施設、商業施設、交通機関、医療機関など、生活に必要な施設への距離や経路を考慮しましょう。
日当たりや風通し、周辺の騒音や匂いなどの自然環境を知っておくのも大切。朝、昼、夜、時間を変えて確認しましょう。
建築する建物に対して、敷地面積や形状、方角が適しているか否かを確認しましょう。
教えてくれた人
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ふれあいホームタウン 展示場コンシェルジュ
ふれあいホームタウンで勤務する、展示場コンシェルジュです。
展示場コンシェルジュとは、「家づくりをサポートする何でも相談役」!一般的な住宅の知識を持っているほか、出展しているハウスメーカーとのパイプ役も担っています。お客さまの目線でお話をお伺いできるので、きっと住まいづくりに迷われたお客様のお役に立てるはずです。
2022.08.22 掲載