家づくりの疑問解消FAQ FOR BUILDING A HOUSE
初心者の疑問
住宅会社決定から完成までどんな職業の方が関わってきますか?
家づくりの流れと、それに携わる多種多様の職業について
数ある住宅会社の中から悩みに悩みぬいて住宅会社を選択した後、住宅が完成するまでにどのような職業の方が携わってくるのかというご質問かと思います。
実際、住宅建築工事においては多種多様の業種の方々が携わりますので、それらについて少し詳しくお話をします。
先ずは設計図書を完成させるために必要な方々が関わってきます。実施設計をする建築士、カラースキムをおこなうインテリアコーディネーター、住宅設備機器を決める住宅設備機器メーカーの担当者などが、設計が終わるまでお付き合いするようになります。期間は住宅会社によっても異なりますが、大体3ヶ月間前後が多いようです。
実施設計が終われば次に関わるのは工事に関わる方です。請負会社の現場担当者、直接工事を行う施工業者や各種職人などです。
工事期間は住宅会社によって異なりますが、約4~6ヶ月間くらいの期間が多いようです。設計図にともない工事を進めていきますが、工事の途中では現場での打ち合わせなどもあり顔を合わせる機会があります。
言い忘れましたが工事着工前に地鎮祭をしますので神社の神主さんも関わります。
工事が完成すると、設計、工事に関わった方々と建物完成確認をおこない、無事完工となれば工事代金支払いの為に住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)をしますので銀行の担当者の方、建物の登記の関係では土地家屋調査士、司法書士が関わります。火災保険に加入する段階では損害保険会社の担当者の方も関わります。
あえて挙げませんでしたが、住宅会社を決める折に関わった営業担当者は全ての段階に関わるようになります。ある意味、営業担当者の段取り次第ですべてのことがスムーズにいくかどうか決まると言って過言ではないだけに大事なキーパーソンだと思います。
「住宅選びは人選び」と例えられることがあります。これは住宅建築に多くの方が関わってくるからですが、住宅取得においての人選びは一番重要なポイントかも知れません。
教えてくれた人
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宅地建物取引士・公認不動産コンサルティングマスター 住まいコンシェルジュ
中川 雄二
住宅産業に従事して30年。2006年にはエンドユーザー向けに「住まいづくりのコンサルティング」をおこなう会社を立ち上げました。私が得た知識と経験を皆さんの住まいづくりにどうぞ生かしてください。
2023.05.30 掲載