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資金計画

銀行以外で住宅ローンを取り扱っているところはありますか?

金融機関以外の住宅ローンについて

住宅取得において「住宅ローン」は必要不可欠なものであり、住宅取得の9割以上の方が利用されていると言われています。
通常は地方銀行で借りる方が多いですが、都市銀行や信用金庫・信用組合、最近ではネット銀行等も多く利用されているようです。
申込者それぞれが貸付条件や使い勝手の良い銀行を選択して利用しています。

 

住宅ローンと言えば民間の金融機関のイメージが強いですが、それ以外にも住宅ローンを取り扱っているところはあります。
代表的なものとしては公的機関である「住宅支援機構」がありますが、労働金庫やJA(農協)などの組合、ノンバンクと言われる住宅ローン専門会社、お勤め先によっては社内住宅融資等もあります。
余談ですが、一昔前には国民年金や厚生年金加入者が利用できる年金事業団の住宅ローンもありました。銀行以外にも住宅ローンを取り扱っているところは意外と多くあるのです。

 

さて、民間の金融機関以外で利用しやすい住宅ローンとしては、「住宅支援機構」の「フラット35」が一番のおススメです。支払が安定する全期間固定金利で、職業は問わず、保証料も不要、どなたでも、誰でもが借りれるように考えられています。
例えば、銀行の住宅ローンでは貸付条件が厳しくなる自営業の方や年収が少ない方、あるいは、勤続年数の短い方や持病がある方などが利用するには最適な住宅ローンだと思います。
尚、「フラット35」は金融機関や取扱い事業者を通じて申込をするようになっています。

 

あと、労金やJAなどの住宅ローンも利用されている方が多いです。
元々、組合人の為に作られているものですが、新たに組合に加入することで借入することが可能です。
労金もJAも民間の金融機関とは異なる形で事業を営み、独自性のあるローン商品も多く、相互扶助の精神で様々なサポートも用意されています。一例ですが、銀行が取り扱いにくい市街化調整区域の住宅建築などにもJAは積極的に貸し出しを行っています。

 

住宅ローンを選ぶ際は相談を!

非常に高額である住宅取得においては、住宅ローンは無くてはならないものだといえますが、長期間支払いをしていくものだけに借入先の条件や使い勝手も考えて慎重に選ぶ必要はあると思います。建築会社や銀行の話だけでなく、比較検討をした上で自分にあった住宅ローンを見つけるということが大事です。実際にローンを組んだ方の意見や展示場の無料相談等も活用しながら、住宅ローンの借入先を選ぶことをお勧めします。

 

教えてくれた人

写真:人物

宅地建物取引士・公認不動産コンサルティングマスター 住まいコンシェルジュ

中川 雄二

住宅産業に従事して30年。2006年にはエンドユーザー向けに「住まいづくりのコンサルティング」をおこなう会社を立ち上げました。私が得た知識と経験を皆さんの住まいづくりにどうぞ生かしてください。

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