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家づくりの疑問解消FAQ FOR BUILDING A HOUSE

初心者の疑問

ローコスト住宅はなぜその価格帯を実現できるの?

ローコスト住宅の安さと工夫について

住宅をローコストで建てるために必要なことは何でしょう。できるだけ無駄を省き、デザインはシンプルに、間取りは現実的で、設備・仕様はできるだけ量販品を使うなどでしょうか。
実は、ローコスト住宅は、これらのことを徹底的に追求し実現しているのです。

 

住宅においてコストを大きく左右するのは施主の注文と人件費です。
施主の希望を聞けば聞くほど、打合せに時間を掛ければかけるほど注文と人件費はアップします。また、複雑なデザインになればなるほど工事期間は長くなりコストアップします。
注文住宅では当たり前のことですが、そこまでは求めない、必要はないという考えの方も一定数おり、建築基準に沿った基本性能を有した上で、デザインや設備・仕様はシンプルにし、打ち合わせもお任せとすることができるなら、コストは大幅に安くなります。

 

設計などの打合せや、図書作成、施工の期間などを短縮することが可能となるように、予め、間取り、仕様、設備を決め提案をしておけば、それらの手間は無くなりスピーディーに作業を進めることができます。
住宅設備機器なども大量に買うことによって大幅にコストが下げられますので、設定する設備機器を限定して、それらを一括購入する仕組みを取り入れます。100個注文するより1000個注文する方が当然安くなりますから、共通の流通システムやFC展開などで発注を一元化しコストダウンを図ります。
 
これらを「企画住宅」と言いますが、ローコスト住宅ではこの「企画住宅」の形式で商品開発をしているのです。

 

住宅営業からよく話を聞いた上で判断することが必要!

ある意味、ローコスト住宅は良く考えられた住宅だと言えますが、当然、施主の個別要望には応えることができませんのでその点は受け入れる必要があります。
営業サービス的なものも一般的な住宅会社と比べある程度になりますし、施主のすべきことも増えます。
また、工事期間などもできるだけ短くする工夫をしているので、それも容認することが必要です。

 

ローコスト住宅にするには、それなりの理由があることを良く理解し、その上で、施主が適切に選択をするならば何も問題はないと思います。
その為にも、住宅営業の方からしっかり話を聞いて、適切な選択をするように努めて下さい。

教えてくれた人

写真:人物

宅地建物取引士・公認不動産コンサルティングマスター 住まいコンシェルジュ

中川 雄二

住宅産業に従事して30年。2006年にはエンドユーザー向けに「住まいづくりのコンサルティング」をおこなう会社を立ち上げました。私が得た知識と経験を皆さんの住まいづくりにどうぞ生かしてください。

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